「胸の筋肉硬いね~」と整体やマッサージをよく受けられる方は言われたことはありませんか?実は、その胸の筋肉が肩こりの原因だったりします。
パソコン作業やスマートフォンが普及している今、胸の筋肉が硬くなり、肩甲骨の動きを悪くすることで肩こりが誘発されるケースを数多くみかけます。
また、健康志向が高い現在、筋力トレーニングやランニングをする方が増えている一方、沢山使った胸の筋肉をしっかりとストレッチしていない現状も重なり、肩こりを助長しているケースもあります。
かたこりの『こ』でお伝えしましたが、身体は、筋膜という筋肉をつなぎ、包んでいる薄い膜につつまれています。
その筋膜があることで、筋肉が連動して動かすことができます。しかし、筋肉がつながっていることで、肩こりがいろいろな場所が原因で起きるようにもなっています。
手根管、手関節屈筋群~内側筋間中隔~胸の筋肉とつながっています。ここでも、指から胸にかけてつながっているのが分かると思います。胸の筋肉は、大胸筋という非常に大きく厚みのある筋肉であり、この筋肉がかたくなることで、肋骨の動きに制限がでてきてしまいます。肋骨の動きが制限されることで、呼吸へ影響が起きます。呼吸を補助するのに肩周りの筋肉働き、肩周りの筋肉に筋疲労がたまり硬くなり最終的に肩こりへとつながります。
大胸筋は、肋骨から腕にかけてついています。
また、呼吸時、肋骨が動くことにより酸素を取り込み、二酸化炭素を排出することができます。
肋骨の動きが悪くなると、呼吸のし辛さが現れます。(試しに、誰かに肋骨をギューっとしめつけてもらい呼吸をしてみてください。呼吸のし辛さを実感できると思います。)しかし、人は、どこかの動きが悪くなると他でしっかりと代償します。その一つとして、首~肩にかけての筋肉が働くことで呼吸(肩呼吸)を行うようになります。ただし、安静時の浅い呼吸時ではなく、軽い運動や散歩等で深い呼吸が必要になったときに大胸筋が柔らかく肋骨の動きが良い人に比べ、硬い人は肩呼吸になりやすい傾向にあります。
大胸筋の硬さは、間接的に肩こりを助長する可能性があります。
以下の項目でいくつにチェックが入りますか?
□仕事で重い荷物を持つ
□根ながらスマホを操作する
□ハンドルが重い車に乗っている
□電車でよくつり革をもつ
□筋トレが大好き
□子供をよく抱っこする
□シャワー浴が多い
□冷え性だ
□運動習慣がない
□運動するとすぐに疲れる
上記でチェックがついた項目で改善ができることは、改善するだけで肩こりに変化が現れます。しかし、仕事等、改善できないこともあるかと思います。
その方は、以下のことを試してみてください。もちろん、チェック項目を改善できる方もぜひ試してみてください。
まず大胸筋が、首や肩に影響があるかどうかを調べます。
首を左右に倒します。動く可動域、張り感を覚えます。その後、図のように胸の肩に近い側を押し、もう一度、左右に首を倒します。倒した時の動く範囲や張り感の変化に変化があるようでしたら大胸筋が肩こりの原因の一つとして予測が立ちます。
大胸筋で反応があった方は、そのまま大胸筋をもみほぐしてください。強くやる必要はなく、痛気持ちい!くらいの圧でぜひやってみてください。
もみほぐした後、再度、首を動かしてみてください。首の可動域または、張り感に変化はありましたか??
One point advice
図のような押し方だと、押している手が疲れるので、こぶしまたは、何か棒状なもので押してみてください
次は、腰からくる肩こりについてお伝えします。特に、前かがみでの作業が多い方必見です!!
かたこり解消 腰からくる肩こりへ!!
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