かたこり解消 腰からくる肩こり を読んでいただいた方は、腰からくる肩こりをご理解いただけましたか?この章では、お尻からくる肩こりについてお伝えしていきます。その際に、お尻と腰のつながりをご理解頂き、前章を思い出すことでお尻からくる肩こりの理解につながればと思います。
お尻から腰にかけ、胸腰筋膜という強靭な筋膜があります。下図の赤い四角で囲まれた部分になります。
この胸腰筋膜は、浅層、深層というように分けられます。
特に浅層では、広背筋、大殿筋、外腹斜筋、僧帽筋の一部と連結があり、深層では、中殿筋、脊柱起立筋、内腹斜筋、腹横筋などとの連結がみられます。
この胸腰筋膜はの連結をみると、大殿筋や中殿筋といったお尻の筋肉と連結していること、また、僧帽筋という肩甲骨に付着している筋肉と連結していることが分かると思います。
バックファンクショナルラインは、大殿筋や広背筋といった大き目の筋肉のラインのことです。その中に胸腰筋膜も含まれています。広背筋は、最終的に上腕骨に付着します。そのため、このラインが硬くなると、肩関節の可動域にも影響を与えることもあります。
ただ、これだけでは、お尻と肩こりが結び付きにくいかと思います。
前述を見てください。胸腰筋膜の浅層で大殿筋、広背筋、僧帽筋のにしっかりとした連結があります。そのため、バックファンクショナルラインである大殿筋から胸腰筋膜をかえし僧帽筋に影響を与えることで肩こりが生じます。
以下の項目でいくつにチェックが入りますか?
□仕事で重い荷物を持つ
□仕事で沢山歩く
□身体が硬い
□よく足をつる
□腰痛がある
□背中が痛い
□朝起きるとき体が痛い
□前かがみの姿勢が多い
上記でチェックがついた項目で改善ができることは、改善するだけで肩こりに変化が現れます。しかし、仕事や以前の怪我等、改善できないこともあるかと思います。
その方は、以下のことを試してみてください。もちろん、チェック項目を改善できる方もぜひ試してみてください。
まず殿部が、首や肩に影響があるかどうかを調べる必要があります。
まず、首を左右に倒します。動く可動域、張り感を覚えます。
その後、上の図の赤丸部分を押し(物を使って押すと良いと思います)、もう一度、左右に首を倒します。倒した時の動く範囲や張り感に変化があるようでしたら殿部が肩こりの原因の一つと予測が立ちます。
殿部で反応があった方は、そのまま殿部をもみほぐしてみてください。強くやる必要はなく、痛気持ちい!くらいの圧でぜひやってみてください。
もみほぐした後、再度、首を動かしてみてください。首の可動域または、張り感に変化はありましたか??
One point advice
これを作ってもて下さい。
作り方はこちらから
このボールを使い、仰向けや座位で上の図の殿部の赤丸部分にボールをあてます。そのまま身体を軽くゆすります。痛くない範囲でおこなうことが大切です。
次回、ふくらはぎからくる肩こりについてお伝えします。むくみがある人は必見です!!
かたこり解消 ふくらはぎからくる肩こりへ!!
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