肩こりコラム

かたこりの『た』~大切!肩こりの常識

かたこりの『か』では、肩こりの大まかな原因やメカニズムなどを説明させていただきました。

かたこりの『た』では、肩こりについてもう少し詳しく説明していきます。

肩こりの3分類

肩こりは、大きく3つに分けることができます。

1つ、原因疾患が明確にならないもの

2つ、整形外科疾患が元で起こるもの

3つ、そのほかの疾患に伴い起こるもの

 

【原因疾患が明確でないもの】

・精神的なストレス

・悪い姿勢

・目の疲れ

・運動不足

筋肉が過剰なストレスや負荷を受けると、筋緊張が異常となり疲労が起こります。そして、血流が悪くなり肩こりとなります。運動不足や不良姿勢は典型的な肩こりの原因です。特に近年、パソコン作業が多く、同じ姿勢で作業することや、画面を見ることにより眼精疲労がたまります。また、パソコン作業時、腕を前に出すことは、前かがみになりやすく、長時間とることで、頭を支える首・肩の筋肉に負担がかかり肩こりとなります。

精神的ストレス面では、ストレスが強いと自律神経のひとつである交感神経が優位となり、首や肩の筋緊張が高まり肩こりとなります。

 

 

整形外科疾患が元で起こるもの

・変形性頚椎症

・頸椎椎間板ヘルニア

・肩関節周囲炎

整形外科疾患が原因となり、随伴症状として肩こりが起こる場合があります。頚は、頸椎という骨があり、筋肉と共に頭を支えています。頸椎や、頸椎と頸椎のあいだにある椎間板(クッションの役割)に変形、肩の痛みによっても肩こり症状が起こります。

 

 

そのほかの疾患に伴い起こるもの

・高血圧症

・狭心症

・更年期障害

・うつ

このように、整形疾患だけでなく、循環器疾患系からも肩こりが出現することもあります。



 

これらの3つの分類の中でも、特に、デスクワークが増えている現在、不良姿勢が着目されています。

以下に不良姿勢について説明します。

 


不良姿勢

まずこの画像を見てください。

お猿さんのこの姿勢すごーく首・肩への負担が大きいです。

このように、背中が丸まり、頭が体の重心より前にあると、首の後ろの筋肉が重力に負けないように過剰に働きます。それが、継続されると、筋緊張が異常となり、血流が悪くなり肩こりが起こります。これと似たような姿勢を思い浮かべてください。

例えば、こんな感じ・・・・・・

そうデスクワーク時です。

下の姿勢が肩凝りにくいデスクワークの姿勢となります。

このように、頭がしっかりと背骨、骨盤の上に乗っている状態が肩凝りしにくいデスクワークの姿勢となります。そのためには、椅子や机の高さを適正の高さに合わす必要性があります。


次は、まだあまり知られていない肩こりの秘密についてお話します。

当院で肩こりの原因の説明を受けた方の大半が驚かれます!!!肩こりの新しい情報をお伝えします。